ととのえミドル

手書きの破壊力

こんにちは、ノート研究ライターeyecoです。

平成最初で最後の10連休に突入しましたね。

みなさま、思い思いな時間を過ごされているかとは思いますが、

これ! びっくりしました。

shinagawa.keizai.biz

togetter.com

手書き文字だけでアピールする駅員さんの気合い。

すごい!

これは思わず目が止まる。

これは思わず読んじゃう。

一人ひとりの顔が思い描けてしまいそうなくらい、

一つ一つ違う文字。

タイプされた文字とは違い、手書きは生々しい体温みたいなものを感じます。

大衆に向けてのアピールというよりも、個人的な書簡、

まるでお手紙を見ているような感じがして、一字一句読んでしまう。

「圧がすごい」という感想は言い得て妙ですね。

まさに、その通りです。

話は変わりますが、「書」「毛筆」「書く」に関連して、

もう一つ驚いたこと。

先日、仕事で書家の井上有一さんの作品を調べていました。

恥ずかしながら、今回、仕事を通じて井上さんの存在を初めて知ったのですが、

この方の書、海のような深さ。驚きました。

intojapanwaraku.com

前衛表現を突き詰めていった結果、「文字を書くか、書かないか」というところまで行き着き、墨や和紙をやめ、伝統道具を捨てて表現に挑んだものの、「文字を捨てることによって、文字を書くことの素晴らしさがわかった」と著書でお話しされています。

文字を捨てることで、文字を書くことの素晴らしさがわかる。

それは、きっと、アートだけじゃない。

日常の中で文字を書くことで、気づくこと、素晴らしいなと思えることは、

たくさんある。

筆で、思いのたけを思いっきり書くのも、気持ち良さそう。